音楽 Androp 1st full album relight レビュー
こんにちは、発売から1ヶ月が経ちようやく手に入れたAndropの記念すべき初めてのフルアルバム relightのレビューをします
08年の結成以来3枚のミニアルバムを発表し彗星のごとくシーンのトップヘの階段を登ってきたバンドです。ツインギターにベース、ドラムの4人組で編成自体はいたって普通です。
注目すべきなのは多様性に富んだ「音」です。シンプルな構成なのに喜怒哀楽をしっかり表す曲作りには非常に興味が湧きます。いろんな音が絶えず耳に入ってくるあの感覚はなかなか味わえない。なんといっても美メロ、バンドサウンドと美メロのバランスが素晴らしい。
1幻想的なイントロから始まる短い曲ではあるが、特徴的なコーラスや歌詞にあるような希望を表すようなサウンドで1曲目にぴったりだと思う。
2今までのAndropを濃縮した曲だと思う。繊細なメロ、ファルセットを使ったボーカル、心地よいビートを刻むリズム隊。ゆっくりした展開からサビで一気にテンポアップも非常に気持ち良い
3前曲とは違って今までの彼らになかった曲だと思う。非常にロック色が強い、初っ端から飛ばす曲。後半のフランジャーが良い。
4サビ前に溜めて溜めて一気に解放、MirrorDanceと同じような構成の曲。ダンスミュージック。
5Bメロが本当に美しい。このアルバムで一番好きな曲。
6軽快なリズムとアコースティックなギターが心地よい曲
7スカパンクのような曲。ホーンセクションをコーラスやギターでうまく表現していると思う。
8ライブ感のあるイントロ、ベースがゴリゴリ。
9スローテンポでトレモロやコーラスの効いたギター、哀愁のある曲。
10韻を踏んだ歌詞でこれまでに無かったリズム感の曲。
11コーラスが幻想的な曲、サビも壮大な雰囲気。
12綺麗なサビから間奏〜2番への流れが良い。
13シークレットトラックのためレビューなしとします。
ただ正直に言うと以前のアルバムにあった曲の焼き直しのような曲、また曲の1部に以前の曲と類似した部分があったりしたのが残念でした。9〜12はスローテンポの曲が続くので森下がってしまうので曲順ももうちょっと考えて欲しかった。
もちろん、素晴らしいアルバムであることは間違いないのですが、Andropならもっとできるという気持ちがあるので、今回のアルバムでは、どうしても彼らの才能に限界が出てきてしまったように感じてしまいます。非常に複雑な曲ばかりなので難しいとは思いますが。
このバンドが日本のロックシーン、ポップシーンでかなり上のポジションに居るのは間違いない、だが彼らはポストミスチルになれる存在だと思う。
そういった意味で次回作は非常に重要になってくるはず。これから彼らがどんな曲を出してくるのか楽しみな気持ちは変わりません。