映画とか音楽とかの雑記

映画が大好きな社会人の雑記、メモ帳代わりに

F1日本GPへ行ってきました  ※写真多数あり

こんにちは、去る10月7〜9日に開催されたF1日本GPを観戦しに、三重県鈴鹿サーキットへ行ってきました。

埼玉から高速バスで10時間ほど走り名古屋へ行き、そこから電車で鈴鹿サーキットへ。まず宿へ向かって荷物を預けいざサーキットへ

時計は10時をわずかに回っており、サーキットに近付いていくと甲高いエンジン音が聞こえて、自分達のテンションも一気に高まっていきました。

FP1
チャンピオンがほぼ確実になったベッテルがいよいよその名誉を手中に収めるGPが始まる。天候は晴れ、例年心配される雨に今年は悩まされることは無さそうでドライコンディションで各チームが作業に入る。  各チームが順調に周回を重ねていく、気になったのがトロロッソの2台。上位に割って入ってきた、現在コンストラクターズのポイントでザウバーやフォースインディアと激しい争いを繰り広げているが、今回の鈴鹿で差を詰めようと必死なのだろうか? 低調だったロズベルグを除けば大体いつも通りの順位。ただマクラーレンの2人が上位に入ったのは驚いた。やはりアップデートしてきているのだろう、レッドブルの方はもうアップデートしなくても大丈夫だしと油断が生じているのか。終盤に起こったベッテルのクラッシュがそんなその疑問を確信へと変えた。

FP2
30度近い気温の中始まる。アロンソが好調で2番手タイムを記録した。レッドブルは3・4位になり、マクラーレンはバトンがトップタイムでハミルトンは8位と明暗が別れた(もちろんそれぞれのプログラムの違いがあったかもしれないが)。ここでもトロロッソザウバー、フォースインディアを上回った。可夢偉は130Rでスピンし危機一髪だった。

金曜日は強い日差しの中の観戦でとても疲れました。帰ってサッカーのベトナム戦を見ていたらいつの間にか寝ていました。


FP3
予選前最後の大事な走行時間。ブルーノ・セナスプーンからの脱出でバランスを崩しクラッシュ、予選の出走が危ぶまれます。ここでもバトンがトップタイムでフリー走行はすべてバトンがトップになり、予選ではバトンがポールを取るのではないか?それともレッドブルが三味線を弾いているのか。トロロッソはまだ好調をキープ、可夢偉はまだパーツがしっくり来ていないのか低空飛行。

予選
Q1
ブルーノ・セナはなんとか予選に間に合う一方ロズベルグが出走できずQ1敗退。上位陣がプライムタイヤでタイムを出していく中フォースインディアのスーティルがオプションタイヤでトップタイムを記録、可夢偉もオプションタイヤでトップタイムを記録。Q1を可夢偉がトップ通過しサーキットは大盛り上がりだった。

Q2
ペレスは出走できず敗退。ウィリアムズとこれまで調子のよかったトロロッソ、さらにフォースインディアのそれぞれ2台が脱落する。可夢偉は昨年の悪夢(Q3進出ラインより速いタイムで最終セクターまで来たが、シケインでミスをして惜しくもQ2で敗退)を払拭するような走りで10位になりQ3進出。またもやサーキットが歓声で一杯になり観客は興奮の坩堝へ

Q3
ポールポジションベッテル。最後の最後でトップタイム出し、この鈴鹿で勝ってチャンピオンを決めるという気持ちが伝わってきた。だがバトンとの差は1000分の9秒。マクラーレンフェラーリが続き2番手のバトンが虎視眈々と狙う構図になった。可夢偉をはじめシューマッハ、セナ、ペトロフがタイムを出さなかった。殆どの人はQ2のタイム順になると思っていたが、なんと可夢偉は計測ラップに入ったいたため他の計測ラップにすら入らなかった3台より前の7位がQ3での順位となった。これは前夜祭の時、今宮さんやイヴァンカペリさらには可夢偉自身が言及していた。可夢偉は走りきれれば確実に入賞ができる順位で予選を終えることができた。上位陣がスタートの混乱でリタイアもしくは順位を下げれば表彰台も見えてくる位置、期待も膨らむ土曜日だった。

予選が終わった後、各チームのメカニック達がランニングをしていました。予選が終わった後のサーキットで何が行われているのか知りませんでしたが、まさか自分達の足で走っているとは思いませんでした。各サーキットでランニングをしているのでしょうか?もしそうならこんな贅沢なランニングは無いでしょう。またロードバイクでサーキットを走るトゥルーリチャンドックも見ました。生観戦して初めて見えてくることもあるんだと、F1の裏側の一部を垣間見れてよかったと思いました。

決勝レース
レース前のセレモニー。中嶋悟さんが89年に乗ったロータスをドライブ、往年のF1ファンの方はもちろん自分のようなまだF1ファン歴の浅い人にとっても非常に魅力的な時間でした。ドライバーズパレードではクラシックカーに乗ったドライバー達が観客へ手を振ったり、ベッテルやマッサは写真をとっていました。そして国歌斉唱、被災された福島県南相馬市の少女合唱団の方たちが歌ってくれました。胸にグッと来るものを抑えながら、観客全員で歌った君が代は特別な思い出となりました。


レースがスタート。ベッテルがバトンへ厳しい牽制をしながら1コーナーへ、可夢偉はクラッチ系のトラブルでスタートを失敗しポイント圏外まで後退、会場には落胆の声が。バトンはハミルトンに交わされ3位になり1周目を消化。ベッテルは幅寄せということで審議になりましたが後のこれはお咎め無しに。

9〜10周目でオプションタイヤを履いていた上位陣は一気にピットへ。ラップリーダーが目まぐるしく変わる展開。12周目にブエミがタイヤが外れてリタイア、目の前で起こったので驚きました。第2スティントではバトンやアロンソのペースが非常に良かった印象がありました。可夢偉アルグエルスアリを昨年のようにヘアピンでパス、会場が沸く。

20〜21周目バトンがピットに入りベッテルの前でコースに復帰、やはり今週末のバトンはいつもと違う。 ハミルトンとマッサの接触によりセーフティーカーが入る。バトンにとっては痛い、ベッテルにとってはありがたい展開に。ここで中団グループは続々ピットへ。セーフティーカー解除、バトンとベッテルの物凄い駆け引きに会場が沸く。バトンが飛ばしてベッテルを離していく。可夢偉セーフティーカーの恩恵を受けられず未だポイント圏外。

バトンは大きなマージンを持って最後のピットへ、悠々とトップでコースに復帰。アロンソベッテルの前でコースに復帰することに成功、アロンソファンの自分はテンション上がりまくり。また僅かな間であったがシューマッハのリーダーラップも見れた。可夢偉は根気強くペースをキープし、他車のピットもあってポイント圏内まで順位を上げてきた。


終盤 アロンソベッテルを猛追、燃料セーブで走っていたバトンもファステストを記録するなど最後まで白熱したレース展開でした。可夢偉はプライムタイヤが思ったよりも保てず後続の車に抜かれポイント圏外に・・・。バトンが優勝。アロンソが堂々の2位、ベッテルは3位表彰台でチャンピオンを決めた。



レースが終わると西コースを歩くことができるとわかり早速向かう。長い列に並び辛抱強く待ち、とうとう西コースにコースイン。ダンロップコーナーやシケイン、最終コーナーを歩きました。



本当に充実した3日間を過ごすことができました。頭が痛くなるくらい大きなエンジン音、ドライバーたちの一挙手一投足に湧く観客席。テレビで観るF1とは違った魅力がありとても面白かったです。来年やぜひ皆さんも鈴鹿でF1をご覧になって下さい。