映画とか音楽とかの雑記

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ガルパン劇場版鑑賞後に観たい戦争映画

 「ガルパンはいいぞ」が早くも2016年ネット流行語になり、TVシリーズ終了から3年以上の月日が経ちながらも未だ人気が衰えることのないガールズアンドパンツァー。

 先日劇場版を鑑賞し、改めて戦車による戦闘シーンの迫力や、アニメーションとしての魅力を感じました。また、TVシリーズ含めて様々な戦争映画のオマージュシーンやそれを髣髴とさせる「らしい」シーンなどに戦争映画好きとして心を打たれました。

 今回は、ガルパン劇場版を観て個人的に戦争映画熱が再沸騰しつつあるのでガルパンと関連のある戦争映画を紹介していきたいと思います。

 

鬼戦車T34

プラウダ高校主力戦車でもあるT34。ストーリーはドイツ軍の兵器実験に使われる鹵獲されたT34を捕虜となっているソ連兵らが奪い脱走するという内容です。ガルパン劇中でもうさぎさんチームが鑑賞した描写があります。

サハラ戦車隊

1943年アメリカで製作された作品。舞台は北アフリカ戦線、ロンメル軍団の攻勢により撤退中の米軍M3戦車隊。その中の故障し隊から離れてしまった一台とその乗組員達が主人公。作中では結構ガルパンに引用されているシーンがあって、まとめてくださっている方の動画があるのでリンクを貼っておきます。

www.nicovideo.jp 

ヨーロッパの解放

 リマスター版のDVDがガルパンとコラボしたので知っている方も多いかもしれません。約8時間5部構成の超大作で、内容はスターリングラード攻防戦後大反攻に転じたソ連側から独ソ戦を中心にWW2を描いたもので、端的に言えばソ連のプロパガンダ映画と言えます。しかし、壮大過ぎるスケールや細部にこだわった演出など映画としてのレベルはかなり高く第一部クルクス大戦車戦はガルパンファン必見です。

パットン大戦車軍団

 星条旗をバックに演説するシーンが有名ですね。アカデミー賞も獲っている作品で、戦争映画の傑作の一つです。内容はアメリカ陸軍大将ジョージ・パットンの生涯を中心に、北アフリカノルマンディー・バルジ等のシーンを交えながら描かれている。ガルパンではTVシリーズにてうさぎさんチームの面々が「戦略大作戦」鑑賞シーンでこの作品を観たことが描写されています。

レッドアフガン

 ソ連アフガニスタン侵攻を描いたアメリカ製戦争映画。戦車小隊からはぐれた一台の戦車と乗組員たちの物語で、おそらく鬼戦車T34をモチーフにしていると思います。戦車内での様子も詳しく描かれています。

FURY

ブラッド・ピット主演。ガルパン放映後戦車を主役とした映画ということで観に行かれた方も多いと思います。この時代に本物のティーガー戦車を使って撮影された作品というだけで大きな価値がありますし、戦車と乗組員達の「男の戦車道」とでも言うべき生き様は観て損は無いはずです。

1941

1979年のスティーブン・スピルバーグ監督作品。今まで紹介してきた作品とは一線を画する作品で、特に戦車が活躍するというわけではありません。内容は真珠湾攻撃後、次は我々が攻撃されると恐怖に怯えるカリフォルニア州の市民や軍人、そしてハリウッド攻撃を目論む日本軍の面々…といった感じです。この作品の面白いところは徹底的に戦争を皮肉っているところです。例えば、日本軍のアメリカ本土攻撃を誤認した米軍が迎撃戦を展開し、その様子がラジオで全米中継されアメリカ国民をパニックに陥れた事件「ロサンゼルス戦い」がモチーフになっていたり、冒頭のシーンなど様々な映画のパロディシーンが織り交ぜられているところです。一番は人が死なないという点です。ガルパン自体は戦争を描いた作品ではないですが、2つの作品には共通する点も多くあると思います。

 

戦争映画は反戦・プロパガンダという視点だけでなく、エンタメとしてかなり高いレベルにあるジャンルだと私は考えています。これを機に、いろんな戦争映画を紹介していけたら良いなと思っています。