映画とか音楽とかの雑記

映画が大好きな社会人の雑記、メモ帳代わりに

映画 キリングフィールドを見て

こんにちは、映画「キリングフィールド」を見たので感想書きたいと思います。


カンボジア内戦クメール・ルージュの独裁者ポル・ポトによる大虐殺をアメリカ人記者シドニーシャンバーグと友人のカンボジア人記者プランの体験を基にドキュメンタリータッチで
描いた作品です。




東西のイデオロギーの衝突に自分達の独立問題、ナショナリズムをいいように使われてしまった彼ら。共産主義の徹底を目指したポル・ポトたちは自分達の行っている行為に
なにかしらの矛盾や苦しみを覚えなかったのか、甚だ疑問です。暴力による変革は大きな過ちを生むことが人間の歴史上何度も何度も繰り返されてきたのに、未だそのような
野蛮な行為に走ってしまう人間の愚かさのようなものも感じ取ることが出来ました。

ジャーナリストとして最後まで戦い続けた2人とその友人たち。彼らのような「本物」の意見がもっと社会に取り上げられ、反映されていかなければならないのだと思います。


大きな政治的テーマが含まれた作品ですが、シャンバーグとブランの絆、友情にとても感動させられる映画です。