2015年に観た映画・映像作品まとめその6

51バトルロワイヤル2鎮魂歌 深作欣二監督亡き後、息子自らメガホンを取り完成させたバトルロワイヤルの続編。大人たちへの抵抗を続ける前作の主人公達とそれを倒そうとさせられる今作の主人公たち、手を取り合った少年少女たちは抵抗の果てに何を考えるのか

52新幹線大爆破　故高倉健主演のパニック映画。内容はタイトルそのままで犯人側と国鉄・警察側の駆け引きに手に汗握ること間違いなし 　

53バケモノの子 　細田守の第四作目にして最新作。孤独な少年九太がバケモノ界に迷い込んだことから始まるファンタジックな冒険活劇で、ちゃらんぽらんだがバケモノ界随一の実力者熊鉄と九太の奇妙な同居生活の面白さや、登場人物たちのキャラも立っていて大人も子供も楽しめる内容に作り上げられている。

54アンヴィル 夢を諦めきれない男たち　カナダのヘヴィメタルバンドアンヴィルに焦点を当てたドキュメンタリー映画。80年代初頭にロックシーンに颯爽と現れ、その後のバンドに多大な影響を与えたアンヴィルだが人気は続かず現在に至る。そんな彼らのこれまでの思いやアルバム製作、そして日本でのライブなど一バンドのリアルに迫っていて現実と夢のギャップに悩む人にぜひ観て欲しい作品。

55英国王のスピーチ 　吃音症に悩む英国国王ジョージ六世の物語でアカデミー賞作品賞受賞作。国王と言語療法士の友情の物語がメインではあるが、国王が吃音になった理由など現代社会における児童虐待の問題を考えるきっかけともなりうる作品。

56コンフィデンス 　スクリーンに映る詐欺師たちは我々観客さえも騙す、いわゆるどんでん返し系の作品。

57ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない　2chのスレ発の作品。

58チャイナ・シンドローム 　福島原発の中央免震棟もこの作品のような状況だったのだろうか、公開してわずか2週間後にスリーマイル島原発事故が起こったことと合わせて世界に衝撃を与えた。

59サンキュー・スモーキング　喫煙者として見ておいて損は無いし、ロビイストという職業についても理解ももたらす作品。映画としてのレベルも全体的に高くて、喫煙非喫煙関係なく楽しめる作品。 

60マイケル・ムーアアホでマヌケな大統領選　アメリカでもっとも保守的な土地でマイケル・ムーアが講演をするドキュメンタリー作品。保守だリベラルだ関係なく、これが民主主義の姿なのではないかと思ったし、一人ひとりがそれぞれの意見を持って発言する姿は日本人がぜひ見習うべき姿勢だと思う