映画とか音楽とかの雑記

映画が大好きな社会人の雑記、メモ帳代わりに

映画 戦場のピアニストを見て

こんにちは、映画戦場のピアニストを見たので感想書きたいと思います。

実在したユダヤポーランド人のピアニスト「シュピルマン」の自伝を元に作られた映画。ポーランドはドイツから攻撃を受け、第二次大戦が始まる。主人公シュピルマンはラジオ局でピアノを演奏する仕事をしている。ラジオ局はドイツ軍によって爆撃され、シュピルマンは命からがら逃げ出す。ナチスユダヤ人ゲットーへ強制移住をさせられ生活は苦しくなるばかり、残虐非道な虐殺行為も行われシュピルマンは追い詰められていく。シュピルマンは家族と共に強制収容所へと移送されることになるが、警察の友人がシュピルマンだけを救う。ゲットーを脱出し、知り合いのドイツ人に匿ってもらうことになった。その後隠れ家を転々とする日々が続く、食料は殆ど無く栄養失調になったりもした。ワルシャワ・ゲットーやワルシャワでの蜂起で死の危険にさらされながらも生き延びたシュピルマン。しかし、ある日ドイツ軍人ホーゼンフェルトに見つかってしまう。死を覚悟し、自分はピアニストであると告げるシュピルマン。ホーゼンフェルトはシュピルマンにピアノで何か曲を演奏してくれと頼む、数年ぶりのピアノ演奏をするシュピルマン、その演奏に感心したホーゼンフェルトは彼を匿い食料を与えた。
ソ連との戦いで苦戦するドイツ軍はワルシャワから撤退、ホーゼンフェルトとも分かれることになる。その数カ月後戦争は終わる。ソ連軍によって強制収容所へ捕虜として送られたホーゼンフェルトはシュピルマンの知り合いという音楽家に助けを頼む、シュピルマンにそのことが伝わったときにはもう手遅れだった・・・。ラストシーン、シュピルマンはオーケストラと共に曲を演奏する。

あらすじはこんな感じです。


娯楽の要素は無く、ただ悲しい一人のピアニストの体験を忠実に再現し、当時の戦争の悲惨さを伝えるドキュメンタリーの要素がかなり強いです。
またドイツ軍の中にもユダヤ差別をよく思わない人が居たことも描かれていて、ユダヤ人自身も保身のために汚いことをしていたりと単なるナチスドイツ批判ではなく
極限状態での人間の姿も良く描写されていると思います。

ただシュピルマンのピアノだけは戦争の悲惨さ、差別の非道さを視聴者に忘れさせてくれる、心を洗ってくれる、そんな美しさがありました。