映画とか音楽とかの雑記

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「スターウォーズEP7フォースの覚醒」を観た(ネタバレ、チューイ)

 2015年12月18日、日本中の映画ファンたちが待ち望んだ物語がリスタートした。

 

 二人の新たな主人公、時を経て再びスクリーンに姿を現したライトサイドの勇者たちに、何度でも立ちはだかるダークサイドの猛者たち。8、9と続いていくエピソードに期待が膨らむばかりだ。

 

 内容にも少し触れておきたい。脱走ストームトルーパー兵のフィン、荒野で廃品から部品を集め生計と立てるレイ。共和国(レジスタンス)とファーストオーダー、ライトサイドとダークサイド、そしてフォースの力によって二人も壮大なスペースオペラの世界へといざなわれていく。BB-8レジスタンスの基地へ送り届けるという使命を負った彼らはハン・ソロチューバッカに出会い、レイア姫の待つレジスタンス基地へと向かう。もう旧三部作ファン新三部作ファンにはお馴染み?となった惑星兵器破壊イベント、ライトサイドとダークサイドの対話、そして運命を引き裂く死

 このEP7はファンには前六作の感動や興奮を噛み締めさせるように蘇らせ、初めてシリーズを観た人にはこの作品のイロハを教える。「スターウォーズとは?」という問いに誰もが納得できる答えを表現したものだと言えるのではないだろうか。

 

 

 

 再始動復活「覚醒」。いくらでもポジティブな表現をもってこの作品を歓迎できるとはいえ、手放しに喜べるといえばそうでもない。

 カイロレン、勿論EP8・9で彼の過去や人間性などがもっとクローズアップされていくのだろうが、ちょっと噛ませ感というかレイの引き立て役という要素が強すぎた印象だった。ダースベイダーに憧れる不完全なダークサイドの騎士ハン・ソロレイア姫という偉大な両親に比べると薄っぺらいキャラクターに見えてしまった。間違いなくEP789の鍵を握る人物だけに彼のペルソナ(マスク)の裏をもっと見せて欲しかった。

 主人公の二人についてはなんというか、良いキャラクターだと言うのは間違いないが、組織から終われレジスタンスに加わる黒人と孤独ながらも強くある、強くなる女性。ひねくれている私の見方がそう考えさせるのだが、どうしても何か意図を感じざるを得ないキャスティングだと思ってしまった。

 

 

 

 少し愚痴を挟んでしまったが、とにかくまたこの超大作を劇場で鑑賞できる喜びを噛み締め、2015年おそらく最後の劇場鑑賞作品を満足することができたことに感謝し、また2016年、年初から注目作品が目白押しという期待に胸を膨らませて締めたいと思う。