映画とか音楽とかの雑記

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ブログ イングロリアス・バスターズを見て

イングロリアス・バスターズを見たので感想書きます。
あらすじ 以下wikiより引用

1941年第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下のフランス。家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナは、「ユダヤ・ハンター」の異名をとる国家保安本部のナチス親衛隊SSのランダ親衛隊大佐の追跡を逃れる。一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉率いるアメリカの秘密特殊部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげ、レインの先祖のアパッチ族に倣って頭皮を剥いでいた。1944年映画館主となったショシャナは、パリでナチス首脳部の集まるドイツ国策映画特集の企画を組み、その裏で復讐の牙を剥く。そして、バスターズもまたその劇場でのテロ作戦を練る。しかし、バスターズの作戦の情報を掴み、捕らえたランダはレインに密かにある取引を持ちかける。


ショシャナ、ランダ大佐、レイン中尉の3人を中心にして回っていく作品。別々の場所で別々の目的のもとで行動していた3人は最後同じ場所に居合わせる。
3人は誰かを殺すために行動している点では共通している、だがショシャナ、レイン中尉はナチを恨み、ランダ大佐はユダヤを狩る。
ここで非常に面白かったのはランダ大佐です。彼は非常に有能で相手の考えを簡単に見抜いたり、話のうまい人間です。冒頭のシーンでその能力をいかんなく見せつけ
バスターズにとってコイツは手ごわい敵になるだろうな、と思っていました。この映画の主人公はブラピ演じるレイン中尉かと思っていましたが、自分に言わせればランダ大佐だと思います。それほど強烈なキャラクターがあります。

タランティーノ作品は会話劇がキモと言われますが、タランティーノ作品初鑑賞の自分にとってその意味を十二分に理解しました。滑稽なセリフも演者の演技やその場の雰囲気、BGMなどでとても緊張感のあるセリフになっていました。特に酒場で女スパイとバスターズが接触するシーンで憲兵とドイツ兵に変装したバスターズがゲームをしながらお互い腹の探り合いをするところは非常に緊張感があって、まさに手に汗握る展開でした。

本人が自称するほどのB級映画マニアのタランティーノがつくる映画は親しみやすく、コミカルだと言われいます。初めてタランティーノ作品に触れ、153分という比較的長い映画だったにも関わらず最初から最後までサラッと観終わってしまい、驚きました。娯楽映画として楽しめる作品です。