映画とか音楽とかの雑記

映画が大好きな社会人の雑記、メモ帳代わりに

ブログ 映画トゥルーマン・ショーを見て

念願かなってようやくトゥルーマン・ショーが見れました。生まれてから30年間ずっとシーヘヴンという巨大舞台セットの町で暮らしてきたトゥルーマンジム・キャリー)が町の外へ出ようと奔走する内容。

実は彼の生活は生まれた時から24時間年中無休で全世界にテレビで放送されており、シーヘブンは作り物で彼以外の人間は全員、プロデューサーのクリストフの指示で動く役者であった。彼はアメリカ合衆国公民ですらなく、人生がそのままリアリティ番組として世界220ヶ国に放送されていた。徐々にこの秘密に気付き始めたトゥルーマンはクリストフと会話を交わし、本当の人生を歩みたいを訴えた。だが、虚構の世界へ戻るよう説得するクリストフは、装置を使って嵐を起こす。荒れ狂う波をくぐりぬけた果てに、トゥルーマンは虚構の世界であるロケセットの終端部にたどり着く。そこには外への出口があった。クリストフの呼びかけを無視し、トゥルーマンは出口から出て行った。そしてテレビでその一部始終を見ていた観客たちはトゥルーマンの勇気に拍手を送るのだった。 とあるサイトからのコピペですがあらすじはこんな感じです。

ジム・キャリーの巨額の出演料のため監督が変わったりと製作は大変だったようですが、見事な作品を作り上げました。

個人的にはジム・キャリーの演技によって観ている人がトゥルーマンと同じ視点にたって物語を見れたこと、それによってトゥルーマンの周りでの不自然な出来事(ビールをカメラ目線でわざとらしく飲んでみたり、キャッチコピーをペラペラ喋りながらココアを飲んだり、旅行しようとすると1ヶ月先まで予約で埋まったり)をトゥルーマンと同じ気持で受け止めて、なんとか町の外へ出ようとするトゥルーマンを応援したくなっていった。そう作中の中でテレビ見ていた視聴者達と同じ状態になったいったのです。

最後海の果てへ行きつき番組プロデューサークリストフ(番組の生みの親である彼が実質トゥルーマンの父親のような存在?)へ別れを告げてセットの外へ出て行ったトゥルーマン。番組はそこで放映を終了したが、それはつまりトゥルーマンの「本当」の人生が始まった瞬間だった。この後トゥルーマンはどうなったのか非常に気になりますが、その部分は描かれてません。

面白い作品でしたが何かインパクトに欠ける内容でした。ですが自分以外は役者で偽物の世界で生活しそれをテレビ番組として世界中に放映されているという設定は非常に面白いアイデアだと思いました。良い設定を生かしきれずに軽い感じになってしまったのは残念です。またジム・キャリーの熱演には満足でした。