映画とか音楽とかの雑記

映画が大好きな社会人の雑記、メモ帳代わりに

2016年洋画注目作品ピックアップその1 ビッグタイトル編

2015年はなかなか豊作の年だったと思います。しかしながら2016年も世間的にも個人的にも注目する作品が目白押しになっています。その中から特に観たい、面白そうだなと感じたものをピックアップし、スタッフ・キャストや分かる範囲での内容、予告の感想などを書いていきます。※参考文献に「スクリーン2016年1月号」を使います。

 

 

ビッグタイトル部門

ブリッジオブスパイ  1月8日公開


映画『ブリッジ・オブ・スパイ』予告

 トム・ハンクス×スティーブン・スピルバーグの黄金タッグが2016年帰ってくる。

1960年代、東西冷戦真っ只中の時代が舞台。ソ連上空を偵察飛行していたフランシスゲーリー・パワーズの偵察機がミサイルによって撃墜され、彼は捕虜となる。アメリカ側はソ連KGBのスパイとして逮捕していたルドルフ・アベルと交換でパワーズの解放を模索し、その任務をトム・ハンクス演じるドノヴァン弁護士に依頼する。

 トム・ハンクススピルバーグコンビってだけで名作の予感がプンプンしますね。劇場で冷戦時代の空気を我々に吸わせてくれるような作品になっていると思います。ドノヴァン弁護士がアメリカ人として、夫・父親として、弁護士として揺れ動いていく様を映画館でしっかりと見届けたいですね。予告編冒頭にあるようなスパイ道具が本編でもいろいろと登場してくるのかも注目したいです。

 

 

ブラックスキャンダル 1月30日公開


『ブラック・スキャンダル』本予告

 ジョニー・デップジョエル・エドガートンベネディクト・カンバーバッチの豪華俳優トリオが出演するクライム・サスペンス。ジョニー・デップ演じるジェームズ・バルジャーは弟でありマサチューセッツ州で上院議員のウィリアム・バルジャー(ベネディクト・カンバーバッチ)やFBI捜査官ジョン・コノリー(ジョエル・エドガートン)と手を組む。情報提供することで自分のギャングは守られ、FBIは情報によってマフィアたちを検挙し、政治家は犯罪取締の成果を手に入れられる。この禁断の密約は結果としてジェームズ・バルジャーの地位を盤石なものとし、彼は次々と犯罪に手を染めていく…。

  ジョニー・デップがボストン裏社会伝説のドンを演じるってだけでワクワクします。近年はパイレーツシリーズなどディズニー系映画に多数出演してきた彼がどんな演技を魅せるのか、そしてスケールの大きな犯罪映画としても期待したいですね。

 

ザ・ウォーク 1月23日公開


映画『ザ・ウォーク』予告

 ロバート・ゼメキス最新作。1974年、一人の男がワールドトレードセンターのツインタワーを命綱無しで渡る。フランスの大道芸人フィリップ・プティの実話を映画化したもので、プティがワールドトレードセンターでの挑戦に至るまでの過程と綱渡りシーンを描いている。

 とにかく綱渡りシーンの緊張感を早く味わいたい、挑戦への様々な障害や葛藤などが開放されカタルシスに変わる瞬間を味わいたい。この作品に関してはそんな気持ちでいっぱいです。

オデッセイ 2月5日公開


映画『オデッセイ 』予告編

 御歳78歳のリドリー・スコット最新作SF映画。火星有人探査中の宇宙飛行士マークワトニー(マットデイモン)は事故にみまわれ脱出する際に他のクルーに死亡したと判断され、火星に取り残されてしまう。ワトニーは残された物資と自身の知識を活かして生存の道を模索し、救助を待つ。

 ワトニーの孤独なサバイバルと救出ミッションを軸に物語が展開されそうで、SFというより人間ドラマと呼ぶべき映画なのかもしれません。リドリー・スコットが宇宙に関してどんな映像を作ってきたのかにも注目ですね。余談ですがJAXAで密室に2週間被験者を滞在させる実験を行うことが話題になっていますね。究極の孤独の中での人間の強さとはどれほどのものなのか、という視点もこの作品を観る際必要なのかもしれません。

レヴェナント蘇りし者 4月公開


 バードマンでアカデミー賞を獲ったアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ最新作。レオナルド・ディカプリオ演じる主人公ヒュー・グラスは狩りの最中に熊に襲われ重症を負う。狩猟チームのメンバーは彼を置き去りにし、それに抵抗したグラスの息子を殺してしまう。最愛の息子を失ったグラスは憎しみだけを頼りに復讐の旅を始めるのだった。

 予告編でもバードマンで見せた特徴的なカメラワークは健在のようで、私としてはまずそこが楽しみの一つです。内容としても復讐者となったディカプリオが大自然の中でどんな生き様を見せるのか、公開が楽しみですね。

白鯨との闘い 1月16日公開


映画「白鯨との闘い」予告編

 ラッシュプライドと友情に続くロン・ハワード監督と俳優クリス・ヘムズワースコンビのサバイバル映画。1820年、一等航海士オーウェンチェイス(クリス・ヘムズワース)を乗せた捕鯨船エセックス号は航海中に巨大な鯨に襲われて沈没、命は助かったもののチェイスたちには絶望的な漂流生活が待っていた。

  迫力ある映像と絶望の淵に立たされた人間の強さに迫った作品になっているのだと思います。ジャンルは違えど、オデッセイと本質では似た構造になっていると見ることも出来るかもしれません。しかし、自然からしっぺ返しをくらう人間という見方をするとこの映画の楽しみ方もまた面白いものとなるかも。

スタートレックビヨンド 今夏公開


映画『スター・トレック ビヨンド』(STAR TREK BEYOND[原題])オリジナルトレーラー

スタートレックリブートシリーズ第三作目。JJエイブラムスが制作を、ワイルド・スピードシリーズのジャスティン・リンが監督を務める。予告編を見る限り、かなりアクションに寄っているようにも思えるが、共同脚本を担当し自らもメインキャラクターとして出演しているサイモン・ペグは

「もっとそれ以上のものがあるんだ。予告編は気に入らなかったよ。映画本編には、ストーリーやキャラクターや、僕が言うところの"スター・トレック的なもの"がもっとある」*1

 と、アクション以外の要素もちゃんとあることを強調している。

 2015年はスターウォーズで閉められましたが、2016年はスタートレックが盛り上げてくれるでしょう。私としては、登場人物たちの掛け合いとかクスッと笑ってしまうようなシーンがこのシリーズの魅力の一つだと思うので、サイモン・ペグの言うとおりアクション偏重路線で無いことを祈りたいですね。

インデペンデンス・デイリサージェンス 今夏公開


映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」Teaser Trailer

 ディザスター・ムービーの巨匠ローランド・エメリッヒが満を持してインデペンデンス・デイ続編を製作。20年前の「あの日」から世界は共通の敵を持ち一つにまとまっていた。しかし再びエイリアンの魔の手が迫り「あの日」を迎える。

  まだ一作目すら観ていない状況ですが、大人気作の長い月日を経ての続編ということもありチェックしたい作品です。昨年は久しぶりの新作で日本中に旋風を巻き起こしたマッドマックスに倣ってこの作品もブームを呼ぶかもしれません。

 

まとめ

 

 ビッグタイトル編、実話ベースのものが多い印象です。おそらくいくつかの作品はアカデミー賞にノミネートされることでしょう。また今月や来月にかけて続々公開が控えており、年始に慌ただしくもあり楽しみな洋画公開事情となっています。

 その2はサスペンス系映画をピックアップします。乞うご期待。