1月に観た映画
8本ということで、ちょっと少ないですね。2月は10本以上観たいと思います。
1クリードチャンプを継ぐもの
ロッキーシリーズの続編ということで、スタローンカムバックに興奮。アドニス(マイケルBジョーダン)が父親アポロの映像を投写し、ロッキーに自らを重ねてシャドーボクシングをする姿はシリーズの新たな名場面となった。
2ナイトクローラー
ジェイク・ギレンホールが米国における「厨二病」の青年ルイス・ブルームを怪演。作中ではあくまでパパラッチ・ジャーナリストという体ではあるが、誰もがSNSを使う昨今においては、皆が彼のように振る舞ってしまうこともあると改めて考えた。内容としては、最底辺から上り詰めていくサクセス・ストーリーが、まるでyoutuberのようだ。
3ブリッジオブスパイ
スピルバーグ×トム・ハンクスということで、どう考えてもハズレ無し。ただ、少しハードルを上げすぎて観てしまったために多少の不完全燃焼感もあった。しかし、コミカルなイメージのあるトム・ハンクスがしっかりと弁護士を演じきり、スピルバーグが冷戦下の世界、また東ドイツの空気感を作り上げ重みのある作品となっていた。
スピルバーグ×トム・クルーズのSF作品。近未来的な世界や犯罪を予知予防する社会、そしてトム・クルーズのアクションにクライマックスでの伏線回収など、さすがスピルバーグというSF系エンタメ映画。
5マイインターン
アン・ハサウェイ可愛い。ロバート・デ・ニーロカッコいい。この映画を観た女性はアン・ハサウェイに共感し、男性はロバート・デ・ニーロに憧れる。プラダを着た悪魔とセットで観たい。
6タイガーランド
「評決のとき」「フォーン・ブース」のジョエル・シュマッカー監督作。ベトナム戦争後期のアメリカ軍訓練施設が舞台。命令を無視したり、新兵の除隊を手助けするなど問題児な二等兵ボズ(コリン・ファレル)の価値観からベトナム戦争やアメリカに対するメッセージが込められている。
実在したフランスの曰くつきの探偵、フランソワ・ヴィドックを題材としたサスペンス映画。SF要素ありどんでん返しありでマイナーながら見応えのある作品。
8ザ・ウォーク
ロバート・ゼメキス最新作。ワールドトレードセンターにワイヤーを掛け、綱渡りを成功させた男フィリップ・プティの物語。回想という形で物語は進んでいき、前半はプティのワールドトレードセンターでの挑戦までの過程を描き、後半にワールドトレードセンターでの綱渡りが描かれる。特に後半の綱渡りシーンは息を飲む映像が展開される。私は3Dが苦手なので2Dで鑑賞したが、苦にならない方はぜひ3Dで楽しんでもらいたい。
ガルパン劇場版鑑賞後に観たい戦争映画
「ガルパンはいいぞ」が早くも2016年ネット流行語になり、TVシリーズ終了から3年以上の月日が経ちながらも未だ人気が衰えることのないガールズアンドパンツァー。
先日劇場版を鑑賞し、改めて戦車による戦闘シーンの迫力や、アニメーションとしての魅力を感じました。また、TVシリーズ含めて様々な戦争映画のオマージュシーンやそれを髣髴とさせる「らしい」シーンなどに戦争映画好きとして心を打たれました。
今回は、ガルパン劇場版を観て個人的に戦争映画熱が再沸騰しつつあるのでガルパンと関連のある戦争映画を紹介していきたいと思います。
鬼戦車T34
プラウダ高校の主力戦車でもあるT34。ストーリーはドイツ軍の兵器実験に使われる鹵獲されたT34を捕虜となっているソ連兵らが奪い脱走するという内容です。ガルパン劇中でもうさぎさんチームが鑑賞した描写があります。
サハラ戦車隊
1943年アメリカで製作された作品。舞台は北アフリカ戦線、ロンメル軍団の攻勢により撤退中の米軍M3戦車隊。その中の故障し隊から離れてしまった一台とその乗組員達が主人公。作中では結構ガルパンに引用されているシーンがあって、まとめてくださっている方の動画があるのでリンクを貼っておきます。
ヨーロッパの解放
リマスター版のDVDがガルパンとコラボしたので知っている方も多いかもしれません。約8時間5部構成の超大作で、内容はスターリングラード攻防戦後大反攻に転じたソ連側から独ソ戦を中心にWW2を描いたもので、端的に言えばソ連のプロパガンダ映画と言えます。しかし、壮大過ぎるスケールや細部にこだわった演出など映画としてのレベルはかなり高く第一部クルクス大戦車戦はガルパンファン必見です。
星条旗をバックに演説するシーンが有名ですね。アカデミー賞も獲っている作品で、戦争映画の傑作の一つです。内容はアメリカ陸軍大将ジョージ・パットンの生涯を中心に、北アフリカ・ノルマンディー・バルジ等のシーンを交えながら描かれている。ガルパンではTVシリーズにてうさぎさんチームの面々が「戦略大作戦」鑑賞シーンでこの作品を観たことが描写されています。
レッドアフガン
ソ連のアフガニスタン侵攻を描いたアメリカ製戦争映画。戦車小隊からはぐれた一台の戦車と乗組員たちの物語で、おそらく鬼戦車T34をモチーフにしていると思います。戦車内での様子も詳しく描かれています。
FURY
ブラッド・ピット主演。ガルパン放映後戦車を主役とした映画ということで観に行かれた方も多いと思います。この時代に本物のティーガー戦車を使って撮影された作品というだけで大きな価値がありますし、戦車と乗組員達の「男の戦車道」とでも言うべき生き様は観て損は無いはずです。
1941
1979年のスティーブン・スピルバーグ監督作品。今まで紹介してきた作品とは一線を画する作品で、特に戦車が活躍するというわけではありません。内容は真珠湾攻撃後、次は我々が攻撃されると恐怖に怯えるカリフォルニア州の市民や軍人、そしてハリウッド攻撃を目論む日本軍の面々…といった感じです。この作品の面白いところは徹底的に戦争を皮肉っているところです。例えば、日本軍のアメリカ本土攻撃を誤認した米軍が迎撃戦を展開し、その様子がラジオで全米中継されアメリカ国民をパニックに陥れた事件「ロサンゼルス戦い」がモチーフになっていたり、冒頭のシーンなど様々な映画のパロディシーンが織り交ぜられているところです。一番は人が死なないという点です。ガルパン自体は戦争を描いた作品ではないですが、2つの作品には共通する点も多くあると思います。
戦争映画は反戦・プロパガンダという視点だけでなく、エンタメとしてかなり高いレベルにあるジャンルだと私は考えています。これを機に、いろんな戦争映画を紹介していけたら良いなと思っています。
冬に観たい映画
本格的な冬が到来しました。外出するのが億劫になる季節ですが、そんなときだからこそ映画を観て冬を乗り切りましょう。
ウェス・アンダーソン作品はただその世界観に浸るだけで大満足できるものばかりですね。この作品では回想シーンという体ではありますが、冬景色の中様々なドラマがおしゃれな世界で展開されます。ウェス・アンダーソン作品未視聴の方はぜひ彼の世界への入り口として御覧ください。