映画とか音楽とかの雑記

映画が大好きな社会人の雑記、メモ帳代わりに

個人的、大学生のうちに観ておいてほしい映画10作品

 暦の上では立春も過ぎ、今年度もあとわずかとなってきました。私が大学を卒業し、2015年4月から社会人となって早一年が過ぎようとしています。大学生の皆さんも4年生はいよいよ大学最後の春休み、3年生以下の方々は来年度の春学期に向けての充電期間だと思います。私自身、大学生から社会人となって様々なことが一変し、見える景色も変わりました。大学生活のうちにしか出来ないことがたくさんあると思うので、授業もしっかり受けた上でいろんな体験をして欲しいと思います。

 今回はそんな大学生の方に向けて、大学生のうちに観て欲しい映画を10作品ピックアップしました。割りと有名作品が多いのですが、これを機に映画を観て知識を高め見聞を広めていってもらえると嬉しいなと思います。

LIFE!

この作品はこのブログで何度か取り上げている作品です。私の大好きな映画の一つで、就職活動期間で切羽詰まっていた私が大学へ通学途中にふと途中下車して観に行にいきました。一歩を踏み出す勇気と素晴らしい映像美に大変感動した思い出があります。

誰も知らない

当時中学生だった柳楽優弥がカンヌで主演男優賞を受賞した作品。大学の授業で初めて観たのですが、こういった社会問題を扱った作品は自分の専攻する学問は勿論様々な知識を身につける上で良いきっかけになると思います(マンガや小説なども)。経済学部の方はウォール街が舞台の作品を観たり、史学科の方は歴史映画を観たりするなどしてより自分の受けている授業に興味をもつことが出来ると思います。

 こちらも有名なフランス映画。富豪の障害者男性と貧困層の黒人男性の交流を描いた作品で、実話を基に作られています。障害や貧困の実態を映しつつも、キャラクターたちがコミカルに明るく生きる姿を描いており社会性とエンタメ性を両立しています。
旧東ドイツが舞台で、秘密警察の主人公と監視対象の舞台関係者との奇妙な関係を描いた作品。常に緊張感がただよいサスペンス要素が強いですが、当時の冷戦構造とストーリーに重なる部分もあり、またラストのシーンの感動もありとても良い作品だと思います。
NASAエンジニアの実話を基に作られた作品。この作品のテーマは「父の背中」と「夢」です。炭鉱で働く父をあまり好意的に思っていない主人公、彼はロケットに夢を見ます。ロケット作りに夢中になる主人公の姿には多くの人に勇気や希望を与えてくれますし、父親とのシーンでは実際に多くの人が夢を諦めるなかでどう向き合えば良いのか考えることになります。もうすぐ社会人になる大学生の方は、すでに社会人として大先輩である父親の見方が変わるかもしれません。
法廷モノの名作です。主に12人の陪審員が密室で討議を重ねていくシーンがメインですが、緊迫した空気や「疑わしきは罰せず」という基本に立ち返り一人の被疑者について議論がかわされる様子は法学部生はもちろん、他学部生の方々も是非鑑賞して欲しいです。
 オリバー・ストーンの実体験に基づくベトナム戦争を描いた作品です。エリアスとバーンズという相反するキャラクターと主人公の関係から戦争の本質に迫っています。
 マイケル・ムーアのドキュメンタリー作品。この作品の全てが真実であるとは限りませんが、作中で示される様々なショッキングな情報を取捨選択していくことや、アメリカの裏側世界の裏側へ迫ることは貴重な経験になると思います。
日本のいちばん長い日(1967年版)
大日本帝国がどのように終焉を迎え、どのように日本国が誕生したのかを日本人として知る良い教材になる作品です。御前会議にて降伏が決定された8月14日正午から8月15日の玉音放送までの24時間の間に軍部で政府内でどんなことがあったのかを克明に描いています。演者の方々の鬼気迫る演技にも注目です。 
セントオブウーマン
盲目の退役軍人と優しい青年の交流を描いた作品。とにかく、アル・パチーノの演説を聞いて下さい。